皆さんこんにちは!NARUMIです❀
デンマーク人の精神でもある「ヒュッゲ」な暮らしと、
デンマークの家具デザインには切っても切り離せない関係があります!
北欧家具は長く暗い冬に起因するもの、そのため自宅で過ごす時間の快適さを追求することになりました。
デンマーク人は、居心地の良さや一体感を意味する
デンマーク語の独特な言葉「ヒュッゲ」の感覚を持っています。
この感覚は、家や家具のデザインや機能性から、家族の集まりなど
その日のストレスを忘れて家で過ごす静かな夜まで、生活のあらゆる側面に浸透しています!
フィン・ユール邸
デンマーク家具の特徴
①【素材へのこだわり】
木材等の素材への深い洞察が、家具の設計と製造の過程で生かされています。
素材の持つ特性を最大限に引き出し人間の技術と組合せることで、デザイン・品質が実現しています。
②【モダンデザイン】
1940年から1960年代のデザイナーは、バウハウスの影響を受けつつ独自の進化を遂げました。
ユーザーのライフスタイルに合わせやすい素朴な木製品のナチュラル・シンプルなカラーリングが特徴です。
③【機能性】
人体工学に基づいたデザイン・収納や積み重ねが容易かつ
折りたたみ可能な構造でスペース効率を考慮した家具が主流です。
バウハウスとは、製品の大量生産が可能になった産業革命の時期に工芸・写真・デザイン・美術・建築などの
総合的な教育と職人の育成を担ったドイツの美術学校です。
大量生産が可能になったことで粗悪な製品を大量に生産するのではなく、質の良い製品を作る理念のもと
芸術と技術を統一し、機械での大量生産を前提とした工業化社会のあり方を提唱する教育機関でした。
そこでは近代デンマーク家具デザインの父であるコーア・クリントも影響を受けた、
ユーザー目線で日常生活で使いやすいデザイン・機能を優先的に考えることが重要視されました!
ドイツを中心に工業生産の気配が広がっていった
1930年代後半の北欧各国では、「美しい日用品を」という運動が起こっていくことになります。
デンマーク家具のデザイナー達はシンプルさ、ミニマリズムかつ無駄のないフォルムを重視し
デザインとは、日常生活で使う道具に適切な形を与えることを理念に製作に励んでいきます。
また戦後間もないということもあり、デンマーク国民の一部の裕福な層だけでなく
幅広い層が購入できる価格帯で良質な家具の実現を目指していきました。
北欧家具の魅力のひとつでもある分解・折りたたみ可能で高機能な家具は
輸送コストも抑えられる上に、より良い生活を提供しました。
コーア・クリントは「家具は部屋を支配するものでなく、柔軟性と適応性を提供するもの」との理念を持って
その後のデザイナー達を先導していきます。
コーア・クリント(1888~1954)
デンマークには「JANTELOVEN/ヤンテローヴェン」という「ヒュッゲ」に並ぶ精神があります。
「誰も他の人より優れていることはない」という意味の言葉で、
誰もが受け入れられ平等であるデンマークの文化と精神において、重要な役割を果たしています。
昔から決して豊かとは言えない北欧各国、特にデンマークでは簡単に入手できる材料を使った
物作りは伝統的に行われていて、それがマイスター制度が生まれる要因でもありました。
そのような手触りの感覚を活かした手仕事が重視されてきたデンマークでは
マイスターと建築家・デザイナーが対等にパートナーを組める環境にあったことも
名作椅子や世界に誇れる家具が生まれた背景としてあります。
調べていくと知らなかったことや新しい考え方に出会えて、改めて北欧家具の奥深さを知ることが出来ました☻
暑い日も続きますので熱中症に気をつけてお過ごしくださいね!
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◯7月のトピックスは↓↓
◯7月19日(金)~22日(月)は全店舗集結! ↓↓
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【営業時間】
平日▶12:00~19:00
休日・祝日▶11:00~19:00
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