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[ARABIA/Raija Uosikkinen] カレワラ プレート ヴィンテージ 150周年記念 北欧

Item Code

W231090008011

Color

ネイビー

ベージュ

Price

41,800円( @38,000 )

Explanation

北欧フィンランドを代表する陶器メーカーARABIA(アラビア)で、
1976年に製造がはじまり、1999年まで毎年発売されたシリーズ「カレワラ」。
フィンランドでは有名な叙事詩です。
プレートの裏にはフィンランド語、スウェーデン語、英語でカレワラのストーリーがかかれています。

一色一色、色を重ねて焼いている手法で、素焼きの部分と艶のある部分を合わせていることで
一枚のプレートの中で世界観が生まれています。
カレワラのストーリーを読み返しながらプレートを見ることで、より面白い作品ですので
ぜひ照らし合わせてみてはいかがでしょう。
イヤープレートですので生まれ年で集めたり、お祝いとして贈るのも嬉しいですね。

デザイナー : ライヤ・ウオシッキネン

Item Information

●年代
150周年モデル/1985年

●材質・素材
炻器

●サイズ(約)
26.5×26.5㎝

MADE IN FINLAND

・ヴィンテージ品ですが割れやヒビ割れもなくコンディションが良い状態ですが、まれに傷や汚れがある場合もございます。予めご了承ください。

※商品写真は、出来るだけ実物に近い色や質感を再現できるようにしていますが、モニターの環境によって実際の商品と異なる場合がございます。
※商品に欠陥がある場合を除き、基本的には返品には応じません

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フィンランドに古くから伝わる神話・伝説・詩を集めて出版された国民的叙事詩
Kalevala(カレワラ)のワンシーンを描いたアラビア社のウォールプレートです。

デザイナー:ライヤ・ウオシッキネン


カレワラのイヤープレートは1976年から1999年までの24種類が作られましたが、
こちらは1835年にカレワラが初めて出版されてから150周年を祝って1985年に作られたものです。

記念のプレートは通常のイヤープレートより一回り大きいサイズです。
カレワラのプレート1999年に描かれているように、主人公のワイナミョイネンが弾く
「カンテレ」という楽器の美しい音色に、人々や動物たちが聞き入っているシーンをモチーフにして
みんな幸せそうな表情で聞き入っているシーンです。




カレワラのストーリーはぜひコチラをご覧ください↓






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カレワラは第1章から第50章まであるストーリーを24枚のプレートで表現しています。
カレワラのストーリーは年代順と思いきや、第1章から第50章まで照らし合わせていくと順番がバラバラです。
ツッコミどころ満載ですが、まずはお話を受け止めてください^^

【Kalevala(カレワラ)】
天と海との間をただよう大気の乙女イルマタルがいました。
海に落ちてしまったイルマタルは、波によって受胎します。
しばらくはお腹にいる子が産まれず、何百年も暮らすうちにお腹の子はお爺さんになってしまいました。
そのため、産まれた時にはすでにお爺さんという訳です。
この産まれたお爺さんが不滅の詩人ワイナミョイネン。
(なんて驚きな展開)

そして、イルマタルの膝の上では鳥の巣が作られていました。
カモが卵を温めはじめると膝の上が熱くなってきたので、我慢しきれなくなったイルマタルは
卵を転がしてしまい割れてしまいます。割れた卵の殻は、上が天に、下が大地となって、さらに黄身から太陽、
白身から月が誕生し世が創造されました。
(この世は卵からとは創造豊かな展開ですね)

お爺さんは出来た土地に種まきを撒き始めたが、お爺さんで体力がないのか他の神様に続きをお願いをしました。
様々な植物はよく育ったが、大麦だけは育ちませんでした。彼は開墾し畑を作ったが、1本の白樺だけは
空を舞う鷹がとまれるようにと、切らなかったのです。
それを聞いて感動した鷹は火をうちだし開墾地を燃やして灰にしました。
その上に大麦の種をまくと、驚くほどよく育ったのです。

このシーンが1976年のプレート。



ワイナミョイネンの名声をきいた若者ヨウカハイネンはワイナミョイネンに対決を挑むのですが、
簡単に倒されてしまいます。ヨウカハイネンが負けて沼に沈められようとしています。
彼は命を助けてもらうかわりに妹のアイノを差し出すと約束してしまったのです。

このシーンが1981年のプレート。


ヨウカハイネンの両親はそれを喜び、アイノ本人はこれを嘆き悲しみます。
お爺さんがヨウカハイネンの家に向かう途中、森でばったりとアイノに出会って声を掛けます。
アイノはこのお爺さんと結婚だなんて嫌だーと家に逃げ込みました。
頼りのお母さんは結婚に賛成なので他に頼れる人もいなく、アイノはそのまま海に身をなげ魚の妖精になってしまったのです。

このシーンが1977年のプレート。

アイノがいなくなり悲しみに暮れたお爺さんは、海で釣りをしていると見たことのない美しい魚を釣り上げます。
彼が料理しようとすると、魚は食べられに来たのではなくあなたの妻になりにきたのに、と姿を消してしまいます。
この魚が実は魚の妖精になったアイノだったのです。
お爺さんは、また会いたくて釣ろうとしますが、一向に釣ることができず母イルマタルに相談します。
母からは世の中にはもっと美しい娘がいるからポポヨラの娘をもらいにいきないとお爺さんに言いました。

このシーンが1985年のプレート。

母の助言通りポポヨラに向かうお爺さん。
アイノを失い、復讐に燃える戦いに敗れた兄ヨウカハイネンがお爺さんを追いかけます。
兄ヨウカハイネンはお爺さんに追いつき、魔法をかけた弓矢で射ったのです。

このシーンが1982年のプレート。


弓で射たれたことで海に落ちてしまったお爺さんですが、あの鷹にまた助けられて無事にポポヨラに到着しました。
お爺さんは討たれた箇所の出血が止まらなくて泣いています。

このシーンが1980年のプレート。


-その2-につづく。





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その泣き声が聞こえたポポヨラの女主人ロウヒが農場から出て助けに行きます。
お爺さんのところへ行き、一緒に家に連れて帰りました。
お爺さんは、ポポヨラの女主人ロウヒの娘をもらうため、ロウヒからはサンポを作ってくれれば娘をやると答えるが、お爺さんにはその力がなくてできません。
代わりに故郷から鍛冶屋のイルマリネンをよこすと約束し、自分は国まで帰してもらうことに。
その道中ポホヨラの乙女が現れ求婚するも、難題に応えられず断念。
(美人な娘なら誰でもいいみたいなところがあるお爺さんです。。)

このシーンが1988年のプレート。


国に帰ったお爺さんは、鍛冶屋のイルマリネンのもとへ行き、ポポヨラへ行くことを進めるが、
イルマリネンはこれを拒否します。
なかなかうんと言わないのでお爺さんは、荒れ地の巨木の枝先に太陽や月をひっかけ、イルマリネンに木に登ってとるようにすすめます。
お爺さんはイルマリネンが登ったところを大風を吹かせてそのままポポヨラへ送り込みます。
(二人は一応、友人同士のようなのですが…)

このシーンが1987年のプレート。


女主人ロウヒは喜んで、サンポを作ってくれたら娘を差し出すと約束しました。
イルマリネンはサンポを作り上げますが、結局、娘が嫁に行くことを拒否され、イルマリネンは失意の中帰国することになります。

このシーンが1994年のプレート。


ここから話しが変わります。

女癖が悪いが有能でハンサムなレンミンカイネンという男がいました。
彼はサーリに求婚にでかけるのですが、そこで出会うすべての女性に手をつけたのです。
しかし、キュリッキという娘だけは彼になびきませんでした。
どうしてもキュリッキが欲しい彼は、彼女を無理やりにさらい妻となることを承諾させます。
結婚する条件として、レンミンカイネンには決して金銭のために戦にでかけないこと、キュリッキには村へ遊びにでかけないこと、という約束を交わしました。

このシーンが1989年のプレート。


二人はお互いに約束を守って穏やかに過ごしますが、ある時彼女が約束を破り村へ出かけてしまいます。
それに怒ったレイミカイネンは母や妻が止めるのを振り切ってポポヨラへ戦に出かけてしまったのです。
彼はポポヨラに着くとすべての人々に呪いをかけ、盲目の老人だけはあなたの素性はわるいといって呪いをかけませんでした。
レイミカイネンはポポヨラの娘を嫁によこすように言うと、女主人は鹿、白鳥などを仕留めてくれば渡すよと約束をします。
彼は火を吹く魔法のスキー板で鹿を捕まえようと奮闘します。
しかし、彼は白鳥を狙っているところを、ただ一人呪いをかけなかった盲目の老人に射られて河に落ちて死んでしまいます。
レイミカイネンの母は彼の死を感じて、ポポヨラへ向かいます。
母は川の中から彼の顔、手、骨、器官などをかき集めてつなぎ合わせ元の体に戻ったそうです。

このシーンが1978年のプレート。


話しはお爺さんのワイナミョイネンに戻ります。

お爺さんはポポヨラの娘に求婚するために船を造ります。
彼は船を造るのにいくつかの呪文がわからず死後の国や、巨人の体の中へ行きどうにか船を完成させます。
彼が船を出すことを知った鍛冶屋イルマリネンの妹は、そのことを兄に知らせます。
イルマリネンは振られてポポヨラから帰ってきたものの、密かに思い続けていたのでしょう。
慌てて支度を整えて、そりでワイナミョイネンを追いかけます。
求婚に行くときには急流から石を集めるしきたりがあるそうで、妹はイルマリネンのためにサウナの石の準備をします。

このシーンが1990年のプレート。


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お爺さんとイルマリネンは力ずくで娘を連れ帰らないこと、敗れても恨まないことを約束して、ポポヨラへ向かいます。
娘は先にやってきたお爺さんではなく若いイルマリネンを選びます。
きっと娘も思い続けていたのでしょう。嬉しくて涙を流しています。
お爺さんは遠くでしょんぼり。。

このシーンが1992年のプレート。


女主人はイルマリネンに3つの課題を与えます。
毒蛇のいる畑を耕すこと、熊と狼にクツワをつけて連れてくること、川から釣り具を使わないでカマスを捕まえること。
彼は鍛冶屋の腕をつかい、様々な道具を作り出し、カマスは鷹に捕まえさせて、それらを全て成し遂げます。

このシーンが1998年のプレート。


結婚が決まったので、盛大に婚礼の準備が行われ、巨大な牛やビールが準備されます。
大麦で作られたビールを女性が仕込んでいますね。
結婚の招待状があちこちに届けられるが、レイミカイネンは呼ばれませんでした。
大いに盛り上がった宴会の後、二人はイルマリネンの実家へと帰り、実家でも喜びの宴が繰り広げられました。

このシーンが1986年のプレート。


自分だけ呼ばれなかったことを知ったレイミカイネンは、すぐに呼ばれていない宴会にかけつけます。
彼を阻むためにライチョウが魔女によって召喚されています。
彼はポポヨラの主人に対決を挑み、主人を殺してしまいます。
女主人はそれに怒り、町中の武者を集め、彼を取り囲みました。
彼は必死に逃げ、実家に戻り、母に助けを求めると、何年か小島に隠れるようにと伝えます。

このシーンが1984年のプレート。


彼は島へ向かいますが、島には美しい娘たちがいて、ハンサムなレイミカイネンは歓迎され、島中の女たちに手をつけます。
しかし、ただ一人醜い年増の女には手をつけませんでした。
女は町中の男にレイミカイネンを攻撃させようとしており、それを知り、レイミカイネンは島もまた追われることになります。
実家に帰ってみると、実家はなくなっていました。母の足取りをたどると、母は近くの家に住んでいて、実家はポポヨラに攻撃されたとのこと。
レイミカイネンは復讐のため戦いにでることに決め、友人のティエラを誘います。
二人は船で出発しますが、ポポヨラの主人が海を凍らせたため、進めなかったのです。

このシーンが1983年のプレート。


ここから話しが変わります。

ウンタモ族とカレルヴォ族は小さなことが始まりで仲が悪くなり、ついにウンタモ族がカレルヴォ族の一家を攻撃して滅ぼしました。
その時ひとり連れ去られた女が産んだのがクッレルヴォ。
後にウンタモ族から「戦の英雄」と呼ばれることになる少年です。
生まれて間もなく、ゆりかごの中にいる時から、殺された父の敵討ちを決意し、ウンタモ族を全滅させてやろうと誓います。
ウンタモの人々はこの子を恐れ、様々な手を尽くしますが、生まれながらにして超人的な力を持っており、並大抵のことでは殺せないのです。
気味悪く思った人々は、この子を殺すことを諦め、奴隷として育てることを決めます。
しかし、成長したクッレルボは、どんな仕事もこなすことが出来ません。
(超人なので力加減がわからなかったようです)

そして、愛されることを知らないまま育った彼は、自分のまわりを思いやる…という人間的な感情を欠いた少年へと成長してしまっていたのです。
奴隷としても役にたたない…と悟ったウンタモの人々は、このクッレルボをどこか適当な僻地へ売りつけてしまおうと考えます。
買い手として白羽の矢をたてられたのは、鍛冶屋のイルマリネン。大金で買い取られます。

このシーンが1997年のプレート。



-その4-につづく。


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クッレルヴォは鍛冶屋ではなく、イルマリネンの妻の下で働くことになります。
悪知恵が働いた彼女はパンの中に固い石を入れて昼食のパンを持たせ、彼に家畜を放牧させます。
昼食時、パンを食べようとナイフで切ろうとしたらナイフの方が折れてしまいました。
ナイフは亡くなった父の形見です。怒り狂ったカレルヴォは牛を殺し、熊と狼を魔法で牛に変えて連れ帰ります。
イルマリネンの妻はその熊と狼に襲われて死んでしまいました。

このシーンが1979年のプレート。


クッレルヴォはイルマリンの家を逃げ出し、放浪します。
旅先で、母親が健在なことを知り、家族のもとへ向かいました。
母親は大いに喜びます。あなたには生き別れの妹もいることを知らされます。
クッレルヴォは家族のもとで仕事を始めますがどれもうまくこなせない。。
超人の力がまた彼を苦しめます。
ある日、税金を払うために遠出をします。その帰りに、一人の娘と出会い、誘って一夜をともにすることに。
その後話をしてみると、なんと行方知れずの妹だったのです。
妹はショックのあまりそのまま川に身を投げてしまいます。

このシーンが1996年のプレート。



クッレルヴォは自身を嘆き、忘れかけていたかつての誓い、ウンタモへ復讐しにまた旅に出かけようとします。
母親は出発の日に涙ながらに見送ります。
それから彼がウンタモ一族を滅ぼしたあと、家族のもとへ帰るとそこには空き家があるだけでした。
家族はみな死んでしまったと、彼はそのまま森へでかけ、妹が死んだ場所で自殺しました。

このシーンが1991年のプレート。



イルマリネンは妻の死を悲しみ、金と銀で妻を造ることを思いつきます。
しかし、作ってみるとその娘は動くことも話すこともせず、抱くと冷たかったのです。
そこで、イルマリネンはこの黄金の娘をお爺さんにあげようとしましたが、拒否されてしまいます。
イルマリネンはどうしても嫁が欲しくて、再びポポヨラに向かい、新しい娘を求めます。
しかし、女主人は娘が死んだことに怒り、決して2度と娘はやらないと断られます。
イルマリネンは仕方なく妻であった妹の娘をさらって出発するのです。
途中、疲れて休んでしまい、ふと目を覚ますと娘はほかの男と楽しんでいました。
怒ったイルマリネンは娘を鳩に変えてしまい、やっぱり亡くなった妻が良かったと思うのでした。



お爺さんは作戦を思いつき、イルマリネンにサンポを奪回しようと持ちかけました。
鍛冶屋のイルマリネンはお爺さんの刀と、自分の鎧を造り準備します。
彼らは木の船を見つけて何人かのせて出発。船が向かっている途中、レイミンカイネンが船をみつけ、乗り込み、サンポ奪回に参加することになったのです。
気がつけば船は巨大なカマスの背に座礁していました。お爺さんがこのカマスを仕留め、みんなでカマスを食べた後、
残った骨でカンテレを作りました。みんなはそれを弾こうとしましたが、誰も音を奏でることができませんでした。
お爺さんはもともと詩人です。ですので、お爺さんがそれをひくとその音は見事で、森の動物たちまでが集まってきました。
その音を聴いた人はみんな涙を流しました。



お爺さん、イルマリネン、レンミンカイネンの乗った船はポポヨラに進みました。
ポポヨラにつき、女主人にサンポを分けるように求めましたが、主人はこれを拒否します。
では、すべて持ち去ろう、といったので、女主人は怒り、ポポヨラの戦士たちを集め始めました。
お爺さんはカンテレを弾き、ポポヨラのみんなを眠らせてしまったのです。
その隙きにサンポを船に積み込み、彼らは出発。
レンミンカイネンは船をこぎながら歌い出しました。皆が止めたがやめなかったので、その声で、ポポヨラではみんなが目を覚まし、サンポが盗まれたことを知り、大いに怒りました。
そして、旅の途中、カンテレは大きな風にさらわれてしまいます。



ポポヨラの女主人は戦士を集めて出陣します。
お爺さんは魔法で暗礁をだして船を座礁させ、戦士たちを眠らせました。
女主人は大鷲に変身して空から追ってきます。
激しい戦闘の中、船が傾きサンポは船から落ちて破片となってしまいます。
しかし、それらの破片は各地に広まり、それぞれの土地を潤しました。
お爺さんは嘆いたが、泣く泣く諦めます。彼が陸にあがると、サンポの破片を見つけます。
彼はその破片に土地が繁栄するようにと、魔法をかけました。



世界に平和が訪れ、お爺さんは再びカンテレを探すことにしました。
しかしなかなか見つからない。彼が歩いていると白樺の木が泣いていました。
人間に切られたり削られたりするのが、恐ろしいのだと白樺が言っています。
彼は、人々の喜びになると木を慰めて、白樺でカンテレを作ることにしました。
彼が出来上がったカンテレを演奏すると、皆が涙を流して感動しました。

このシーンが1999年のプレート。




お爺さんのカンテレは、月や太陽までもが聞き惚れて近寄ってきました。
そこで、ポポヨラの女主人は月と太陽を捕まえポポヨラに幽閉してしまいます。
火をも奪い、世界は闇に包まれました。
至高の神ウッコもこれには嫌けがさし、新たに火を造ったが、大気の娘がこれを落としてしまいます。
お爺さんとイルマリネンは探しに出かけ、火は魚に飲まれたことを知ります。
二人は網を作り、魚を探します。やっとのことで魚を捕まえ、火を取り出すとしばらく周辺を焼くが、徐々に収まりみんなを温めました。
みんなが月と太陽を求めるため、イルマリネンはそれを作るが金属なので輝かなかったのです。
お爺さんは月と太陽の場所を占い、ポポヨラにあることを突き止めます。
ポポヨラでの戦いの末、太陽と月を見つけたが扉が開きません。そこでイルマリネンに扉を開ける道具を依頼します。
彼が道具を作っているのを、鳥に姿をかえ偵察にやってきた女主人は何を作っているのか尋ねます。
イルマリネンはポポヨラの女主人だとわかっていたので、ポポヨラの女主人の首輪だと答えると女主人は怖くなって
ポポヨラにある月と太陽を開放しました。

このシーンが1995年のプレート。


マリヤッタという娘がいました。
彼女は男嫌いで、純潔を守ろうとして、世の中のあらゆる男を寄せ付けないという徹底振りです。
山の中で苺を見つけたマリヤッタ。苺が口の中に飛び込んできて、彼女は反射的にそれを飲み込んでしまいました。
苺は、彼女の中で膨らみ始め処女懐胎となり、子どもを産みました。
(キリスト誕生と一緒で不思議なお話しです)

お爺さんは、その子の運命を託され、その子を殺すことを決断します。
しかし、その子になじられ、みんながその子を祝福しました。
お爺さんは、自分の役目は終わったと悟り、旅立つ決意をします。
こうして旅立った偉大なる英雄ワイナミョイネンことお爺さんは、その後、空のどこか彼方で、今ものんびりと昼寝をしながら、自分の子孫たちであるカレワラの人々を見守っているそうです。

このシーンが1993年のプレート。


おしまい。


もっとカレワラのことを知りたい!という方には本も出ているようですので、
ぜひ熟読してみてください。


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