リサ・ラーソンも楽しみにして行ったのですが、
より楽しめたのが「フィンランド スピリット サウナ展」。
会場は撮影も自由で、フィンランドのサウナ文化を映像や展示を通して
じっくり楽しめる内容でした。
展示では、昔のサウナの造りから現代のサウナまで、
その移り変わりが紹介されており、入口からとても見入ってしまいました。
運よくゆったりと楽しむことができたので、何度も行ったり来たりとしていたので
あっという間に時間が過ぎていました。
設計図や模型、写真なども展示されていて、「ただ汗をかく場所」というよりも、
フィンランドの人々にとってサウナは生活に欠かせない文化なのだと改めて感じました。
建築家 アルヴァ・アアルトとサウナ
展示の中で印象に残ったのが、アルヴァ・アアルトについての紹介です。
家具やフラワーベースなどのデザインで知られるアアルトですが、
本業はフィンランドを代表する建築家。
実は、自身が手掛けた住宅や公共建築にも数多くサウナを設計していたそうです。
フィンランドではサウナは特別な娯楽ではなく、日々の暮らしの一部。
その考え方は、アアルトの建築にも自然と取り入れられ、
「心地よく暮らすための空間づくり」が大切にされてきました。
家具だけでなく、建築、そしてサウナまで。
暮らし全体をデザインしていたことを知ると、
アアルトという人物の魅力を改めて感じます。
昔のサウナを紹介する映像も流れていて、薪をくべ、体を洗い、
家族や仲間と静かな時間を過ごす様子が印象的でした。
中でもサウナ小屋の横に白樺の木が立っていて、
葉っぱを切って枝葉を束ねたもの「ヴィヒタ」と言います。
身体を叩き、血行促進を促すそうなのですが
ムズムズしそうですね^^
「慌ただしい毎日の中でも、自分を整える時間を大切にする。」
そんな北欧らしい価値観が伝わってきます。
思わず見入ってしまった展示たち。
会場には、さまざまなサウナ関連のアイテムも。
年代ごとに並んだ温度計や時計、
サウナで暮らしを見守る妖精 「サウナトントゥ」 の人形。
どれも実際に使われてきた道具ならではの味わいがあり、
ヴィンテージ好きさんにはたまらない展示だと思いました。
北欧では、暮らしの道具も長く大切に使われてきたことが感じられ、
BOLIGでご紹介しているヴィンテージ家具や雑貨にも通じる魅力があります。
個人蔵で提供されていたアノイのグラスにも出会いました。
展示の中で目に留まったのが、アノイ・アアルトがデザインしたグラスやピッチャー。
波のようにゆらぐ有機的なフォルムは、何度見ても美しく、
時代を超えて愛される理由がよく分かります。
現在、BOLIGでもアアルトデザインのグラスを販売中です。
展示で見たあとに改めて店頭のグラスを見ると、
そのデザインの背景やフィンランドの暮らしとのつながりを
より身近に感じていただけるかもしれません。
北欧と聞くと、家具や雑貨を思い浮かべる方も多いと思いますが、
その背景には暮らし方や文化、自然との向き合い方があります。
今回のサウナ展は、そんなフィンランドの価値観に触れられる、
とても興味深い展示でした。
イベントへ足を運ばれた方は、北欧をもっと好きになるきっかけに。
北欧のデザインや暮らしを感じられる家具や雑貨と一緒に、
展示で見つけた「北欧の魅力」を、暮らしの中でも楽しんでいただけたら嬉しいです。