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BY hidemi konno | 2021-06-19 00:00:05 | キッチン雑貨

美しいブルーのグラデーションで瑞々しく描かれた、コロンと美味しそうなプラム。
可愛らしくて、爽やかで、上品で。まさに北欧らしい「絵になるデザイン」です。


こちらをデザインしたSting Lindberg(スティング・リンドベリ)は、北欧ミッドセンチュリーを代表するデザイナー。
BOLIGではすっかりお馴染みですが、リサ・ラーソンの師匠としても知られている巨匠。
黒縁メガネと蝶ネクタイ、パイプ姿がトレードマークのチャーミングなお方です。

1916年にスウェーデンの北に位置するウメオという小さな街に生まれ、
幼い頃はピアニストを目指していたという多彩なリンドベリ。
14歳のとき、ナイフで木を削っていて親指を切り、傷が癒えるまでの間に暇つぶしに描いた
スケッチから才能を開花させ、アートの道へと進んだそうです。まさに怪我の功名です!

そして、デザインの黄金時代と言われる1950~80年代にグスタフスベリ陶磁器のアートディレクターとして活躍。
並外れたエネルギーと独創性で、陶磁器だけでなく、絵本、ポスター、テキスタイル、彫刻など様々な分野で素晴らしい作品を生み出しました。


「あなたの趣味を育てる最善の方法は、美しいものを強く愛することです」とは、リンドベリの有名なひと言。
彼は「美しさ」を求めて常に自己を突きつめ、新しい表現・自由な表現に一切妥協することがありませんでした。
シュールレアリスティックでありながら温かみがあって、モダンで、遊び心があって、自然で、優しくて…。
ひと言では言い表せない広さと深さがあるリンドベリの作品ですが、とにかく唯一無二のユニークな世界観。
60年前の作品とは思えない斬新さがあります。

そんな彼の手によって1962年にデザインされたこの「PURUNUS(プルーヌス)」は、
プラムのひとつひとつの大きさや模様、色合いが微妙に違う楽しいデザイン。
こちらは、2016年にリンドベリの生誕100周年を記念して制作された復刻版で、
当時とできるだけ同じ設備、材料、製造方法にこだわって作られています。
そのため、色の濃淡や手触りに大量生産では決して見ることのできない豊かな個性があるのが魅力。
ほぼ全ての工程が手作業で行われており、復刻版といえども生産量が少なく、大変希少なアイテムです。


容量200㏄とたっぷりサイズのカップ&ソーサーで、のんびりとフィーカ。
18㎝のプレートにはケーキやフルーツ、焼き菓子。モーニングプレートにもぴったりのサイズです。
そして、白樺のトレーはメラミン素材でコーティングされているので、キズや熱に強いのが魅力。
そのままお皿として使ったり、ワンプレートランチを盛ったり、最近ブームのスウェーデンの伝統菓子セムラや、サーモンのオープンサンドも映えそうですよね。

きれいに整列しているように見えて、ちょっとずつ、みんな違うプラムたち。
日々の暮らしの中の小さな発見を、作品へと昇華させたのでしょうか。
自然の偉大さ、生き物の個性の豊かさといったリンドベリのメッセージを、時代を超えて、国境を超えて、
この小さな手のひらサイズの陶磁器から受け取れるなんて、なんてロマンティックなんでしょう。

それにしてもこの丸々と熟れたプラムたち、何だかとっても仲が良さそう。
今にも陽気なおしゃべりが聞こえてきそうですね♪ 輪になってワルツを踊っているようにも感じます。
リンドベリは時折、自宅にゲストを招き、得意のピアノ演奏を披露しておもてなしをしたそうです。
そんなヒュッゲな時間に、このプルーヌスもテーブルを飾っていたのでしょうか。
想像すると、わくわくしますね。

 

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