カレワラは第1章から第50章まであるストーリーを24枚のプレートで表現しています。
カレワラのストーリーは年代順と思いきや、第1章から第50章まで照らし合わせていくと順番がバラバラです。
ツッコミどころ満載ですが、まずはお話を受け止めてください^^
【Kalevala(カレワラ)】
天と海との間をただよう大気の乙女イルマタルがいました。
海に落ちてしまったイルマタルは、波によって受胎します。
しばらくはお腹にいる子が産まれず、何百年も暮らすうちにお腹の子はお爺さんになってしまいました。
そのため、産まれた時にはすでにお爺さんという訳です。
この産まれたお爺さんが不滅の詩人ワイナミョイネン。
(なんて驚きな展開)
そして、イルマタルの膝の上では鳥の巣が作られていました。
カモが卵を温めはじめると膝の上が熱くなってきたので、我慢しきれなくなったイルマタルは
卵を転がしてしまい割れてしまいます。割れた卵の殻は、上が天に、下が大地となって、さらに黄身から太陽、
白身から月が誕生し世が創造されました。
(この世は卵からとは創造豊かな展開ですね)
お爺さんは出来た土地に種まきを撒き始めたが、お爺さんで体力がないのか他の神様に続きをお願いをしました。
様々な植物はよく育ったが、大麦だけは育ちませんでした。彼は開墾し畑を作ったが、1本の白樺だけは
空を舞う鷹がとまれるようにと、切らなかったのです。
それを聞いて感動した鷹は火をうちだし開墾地を燃やして灰にしました。
その上に大麦の種をまくと、驚くほどよく育ったのです。
このシーンが1976年のプレート。
ワイナミョイネンの名声をきいた若者ヨウカハイネンはワイナミョイネンに対決を挑むのですが、
簡単に倒されてしまいます。ヨウカハイネンが負けて沼に沈められようとしています。
彼は命を助けてもらうかわりに妹のアイノを差し出すと約束してしまったのです。
このシーンが1981年のプレート。
ヨウカハイネンの両親はそれを喜び、アイノ本人はこれを嘆き悲しみます。
お爺さんがヨウカハイネンの家に向かう途中、森でばったりとアイノに出会って声を掛けます。
アイノはこのお爺さんと結婚だなんて嫌だーと家に逃げ込みました。
頼りのお母さんは結婚に賛成なので他に頼れる人もいなく、アイノはそのまま海に身をなげ魚の妖精になってしまったのです。
このシーンが1977年のプレート。
アイノがいなくなり悲しみに暮れたお爺さんは、海で釣りをしていると見たことのない美しい魚を釣り上げます。
彼が料理しようとすると、魚は食べられに来たのではなくあなたの妻になりにきたのに、と姿を消してしまいます。
この魚が実は魚の妖精になったアイノだったのです。
お爺さんは、また会いたくて釣ろうとしますが、一向に釣ることができず母イルマタルに相談します。
母からは世の中にはもっと美しい娘がいるからポポヨラの娘をもらいにいきないとお爺さんに言いました。
このシーンが1985年のプレート。