長い冬眠から目ざめたムーミントロール。
仲よしのスナフキン、スニフといっしょに、海べりの山の頂上で黒い帽子を発見しました。
それは飛行おにが落とした魔法の帽子で、中に入れた、あらゆるものの形をかえてしまうものだったから、
さあたいへん!ふしぎなスーツケースをもったトフスランとビフスランもあらわれて、
たのしくて、ふしぎな事件が次々に起こります。
さあ、おそろしい飛行おには、ムーミンママのパンケーキを食べるでしょうか・・・
トーベ・ヤンソンのムーミン・シリーズにおける3作目の作品であり、
1948年にスウェーデンで出版され、1950年には英訳されました。
英訳の際にこのようなタイトルになったのは、この作品が英語で出版された最初のムーミン本であり、
実際に1980年代まではシリーズ第1作として位置付けられていた、ムーミンが世界的に有名になる
きっかけとなる記念すべき作品です。
懐かしい日本のアニメーションは、この3作目の物語からスタートしています。
原題: Trollkarlens hatt
邦題:たのしいムーミン一家
英題:Finn fimily Moomintoroll
著者:Tove Jansson
1948年刊行
【The Exploits of Moominpappa】~ムーミンパパの思い出~
みなし子だったムーミンパパが、自由と冒険を求めて海にのりだし、
ムーミンママと出会うまでの大冒険の物語。
ユーモラスな竜と戦ったり、あらしでたどりついた島でゆかいな王さまと出会ったり、
おばけと同居したり、深海にもぐったり……。
さまざまな冒険をしながら、ママと劇的な出会いをするまでをパパが書いたファンタジーあふれる
ムーミン物語の傑作です。
パパの親友であるスニフとスナフキンの父親、ロッドユールとヨクサルも登場。
そして、みんなが集うすばらしいラストシーンは大きな見どころです。
原題: Muuminpappans bravader
邦題:ムーミンパパの思い出
英題:The Memoirs of Moominpappa
著者:Tove Jansson
1950年刊行
【The Book about Moomin,Mymble and Little My】~それから、どうなるの?~
ママのおつかいでミルクを買いに出かけたムーミン。
リトルミイがいなくなってしまったと泣いているミムラねえさんにばったり出会い、
一緒に探してあげることに。
のんきに遊んでいたミイもみつけ、3人一緒のおかしな帰り道。
暖かいおうちでは、優しいママが帰りを待っていました。
各ページの最後に書かれた『それからどうなる?』のフレーズ通り、
次ページのイラストがのぞけるよう穴が空いているしかけ絵本。
とても美しい配色と、シンプルだけど美しいイラストは優れたグラフィックアートのよう。
トーベ・ヤンソンが1952年に発表した最初の絵本です。
原題: Hur gick det sen?
邦題:それからどうなるの?
英題:The Book About Moomin,Mymble and Little My
著者:Tove Jansson
1952年発表、日本では1991年刊行
~スナフキンの横笛~
山々の間に広がる色とりどりの花が咲くお花畑。
その中でスナフキンが横笛をでメロディーを奏でています。
「長い旅にはカバンよりも歌のほうがうれしいものだよ」
というフレーズもあるスナフキン。
このお花畑の中でどんなメロディーを奏でているのでしょう。
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