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BY hidemi konno | 2021-02-12 09:00:00 | キッチン雑貨, ヴィンテージ

まずはファイアンス焼きから。

ファイアンスは、繊細な淡黄色の土の上に錫釉(すずゆう)をかけた陶磁器を指します。
もともと、北イタリアのファエンツァが名称の由来で、酸化スズを添加することで絵付けに適した白い釉薬が考案され、陶芸は大きく発展することになりました。
このファイアンスは、イランまたは中東のどこかで9世紀より以前になされたと見られているそうです。

このファイアンスを取り入れ、Stig Lindbergが活動初期に手掛けたファイアンス製の希少なビンテージのお皿。
具体的には、土器のような原始的な製法を用いた陶器で、多孔性で柔らかい赤や黄色の土の素地の上にマットな白やクリーム色の釉薬が用いられるのが特徴。

代表作ベルサの上に一緒に並べてみました。
芸術的です。


さらにStig Lindbergの作品では、「スタジオ・ハンド」と呼ばれる熟練の彩色職人の手によって一つ一つ絵柄がハンドペイントされており、すべてが一点物の大変貴重なアイテムです。
こちらはぽってりと丸い葉っぱのフォルムが愛らしい作品。幾何学模様の装飾が美しく、アートピースとして飾っておきたい存在感があります。





”アートピース”は、芸術作品のことで、これまで実用的に作られてきた食器の中にアート性を高めた作品が1940~1960年代に
作られるようになったようです。
白いお皿もお料理が映えるのできれいですが、このアートなお皿もまた食卓が盛り上がります。
何より笑顔が増えそうですね。

このお皿は手乗りサイズでまるで豆皿感覚。
さて、何をのせましょう。

当時はきっとティータイムにお砂糖とか、イチゴとかちょっとのせにしていたのではないでしょうか。
スウェーデンだからフィーカ時間が楽しげな光景が浮かんできます。





裏面にはペインターのサインと「スタジオ・ハンド」の証である手の模様が描かれています。
言われないと何の模様かわからないですが、言われて気づく発見も楽しいです。


アートピースで楽しみましょう。






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BY hidemi konno | 2021-02-11 09:00:00 | キッチン雑貨

とってもカラフルなマグカップたち。

WEB SHOPでもご紹介しているように、スウェーデンの生協「KP COOP」の創立110周年を記念して、
Stig Lindbergとのコラボレーションで2010年に限定販売されたマグカップ。

”生協”って響きが身近に感じますね。
最近では、わたしたちが住む仙台、泉区にはブランチというショッピングモールが出来たのですが、
その中にも生協があります。
今までの生協のイメージとは違ってとってもお洒落で海外のような雰囲気。
いつも車がたくさん並んでいるので人気な様子。
変わってスウェーデンの生協は、というよりも私たちから見れば街並みからひとつひとつデザインに見えるはずなので
全部がお洒落に違いない。そんな風に思います。

このマグカップはStig Lindbergが1940年代にデザインした陶器作品のパターンを生かしてデザインされており、
息子のLars Lindbergが監修を行って当時の色合いを忠実に再現しています。
スウェーデンでも大変人気が高く、即日完売した人気アイテム。
こちらは、その当時の貴重なデッドストック品。
とっても綺麗な状態なので、発売当時に並んで購入した気分になれるかも。



Coop マグカップ Pink grape








Coop マグカップ Fallen leaves






Coop マグカップ Olive



オリーブのデザインにはボウルも。
一緒に合わせるとまた雰囲気が楽しめるセットアイテムになります。


持った時に少し重みを感じるので、しっかりとした作り。
内側にデザインが描かれていると、お料理など華やぎますね。
みずみずしいブロッコリーを入れたら、黄色がフレッシュな気持ちにさせてくれる。そんな気がします。







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BY hidemi konno | 2021-02-10 13:58:39 | キッチン雑貨

このドット柄に魅了される方は多いのではないでしょうか。

ただのドットではなく、線で繋がれたデザインが数学的なものに見えたり、アダムと名付けられたくらいですから
男性のように強く攻めるような繋がりをもったデザインだと感じます。

WEB SHOPでもご紹介しているように、規則的に並んだドットはよく見ると遠近法で描かれています。
外側に向かって開くようなすっきりとした印象と奥行きを与えています。

オリジナルは1956年~74年と約20年に渡って生産されていました。
その後は生産が途絶えていましたが、こちらは当時とできるだけ同じ設備、材料、製造方法にこだわり、ハンドメイドに近い作業で復刻されました。
そのためドット柄が少しいびつだったり、にじんでいたり。
大量生産では決して表現できない温かな個性があります。
ほぼ全ての工程が手作業のため、復刻版といえども生産量が少ない希少なアイテムです。
時代を超えていつまでも色褪せない、美しいデザインの名作マグですね。








このマグカップは何より形が好きです。

厚すぎず、少しくびれたデザインがドット柄なのにシャープに見えますよね。
磁器で電子レンジも使えますから、カフェオレやホットミルクなどにも合いそうです。





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BY hidemi konno | 2021-02-09 23:27:21 | キッチン雑貨

暮らしの中にリンドベリのデザインを取り入れたら・・・

全部が北欧じゃなくてもいい。

ちょっとだけ、取り入れてみたい。

そんな気持ちで一つずつ。


最初はリンドベリのことではなく、デザインが好きかどうか?

これ、可愛い!と思う気持ちが大事。
そこから日常に取り入れたらどうかな。

使っていく内にリンドベリにも興味が出てきたら、まずはこれを読んでみて欲しい。


"Stig Lindberg/スティグ・リンドベリ(1916-1982)"
1916年スウェーデン生まれ。ストックホルムのスウェーデン国立美術工芸デザイン大学を卒業後、1937年にグスタフスベリ社へ。
1940年に同社の専属デザイナーとなり、ヴェルヘルム・コーゲらと共に黄金時代を築きました。
陶磁器のみならずセラミックタイル、プラスティック製品、テキスタイル、絵本など様々な分野で活躍し、スウェーデンが誇る戦後最大の国際的なデザイナーとして尊敬されています。
日本はもとより全世界で北欧デザインブームの火付け役として知られ、多くのファンに愛されています。


"GUSTAVSBERG/グスタフスベリ社"
1825年、ストックホルムで創業したスウェーデンを代表する陶器メーカー。
Wilhelm Kage(ヴィルヘルム・コーゲ)、Stig Lindberg(スティグ・リンドベリ)、Lisa Larson(リサ・ラーソン)など北欧屈指のデザイナーを輩出し、個性豊かでミッドセンチュリーの象徴的なテーブルウェアを数多く生み出してきた名窯です。
現在も当時の設備を活用しながら手作りに近い製法を守って生産を続けており、そのひとつひとつ表情の違う陶器は、大量生産のものには見られない温かさにあふれています。


そんなリンドベリが生み出した作品。ティーカップ。
スープボウルのように大きなカップなので、お茶以外にも自由に、サラダやスープ、デザートカップなどに活用しても食卓に合うカップです。

カップとお皿がセットになる前は、取っ手やお皿もなくボウル状態のままだったなんて、熱々だとなかなか飲めなかったことでしょう。
昔はお皿に飲み物を移して冷ましていた用途でしたが、今ではスプーンや砂糖など置くお皿として時代と共に変化しているのも面白いですね。


●Adam ティーカップ&ソーサー





●Eva ティーカップ&ソーサー








●Blue Aster ティーカップ&ソーサー





●Red Aster ティーカップ&ソーサー








●Black Salix ティーカップ&ソーサー





●Red Salix ティーカップ&ソーサー






●Turtur ティーカップ&ソーサー







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BY hidemi konno | 2021-02-01 16:38:17 | 家具, 生活雑貨


こんなワゴンがあったなんて。

カジュアル過ぎず、お部屋に馴染むワゴン。

キャスターが付いて、物入れには最高です。
たくさん入るのでポンポン入れすぎないように注意は必要ですね。


サイドには3つのポケットが付いているので細かい収納にも活躍。

リビングなら・・・
雑誌やブランケット、リモコンや読みかけの文庫本などポケットに入れられるので、サクッとすぐ取り出せますよ。

ペットにも・・・
ペット用のお散歩グッズや遊び道具など。

猫ちゃんならワゴンを押してくれる?!そんな妄想をしてしまいます。



ジャバラ式なので、入れるものによって伸び縮みしてくれるワゴン。
ちょっと閃いたのが、上にトレイをのせることでサイドテーブルにもなります。
BOLIGで取り扱いのノンスリップトレイが活躍します。
ご購入の方にはぜひお薦めしたい。

お客さまからのアイディアとしては、材料入れ。
ものづくりをする方なら便利ですね。
ちょっとした道具もポケットに入れて使えますから。





ブランケットが手放せない季節になったら毎日出番ですよ。




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