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BY hidemi konno | 2021-05-13 00:00:01 | キッチン雑貨, 装飾品, ヴィンテージ

真っ白な器に描かれた藍色のお花は、まるで蝶が舞っているかのよう。
ついつい「わぁ、可愛い!」と、声に出したくなるテーブルウェア。

清楚で可憐なこちらの食器は、スウェーデンの「Rorstrand (ローストランド社)」から1952-1987年に製造された「Mon Amie(モナミ)」シリーズ。
Rorstrandの数あるシリーズの中でも最も愛されるシリーズで、
国際的な展示会で金賞5回、銀賞を1回受賞しています。


「Mon Amie」とはフランス語で「友だち、恋人」の意味。
大切な人への親愛の情を込めたデザインなのでしょうか。
気の置けない者同士の止まらないおしゃべりが弾む空間を思わせる、
温かくて和やかな雰囲気をまとっています。

こちらをデザインしたのはMarianne Westman(マリアンヌ・ウェストマン)。
1928年、スウェーデン生まれの彼女はKonstfack大学でデザインを学び、
Rorstrandへ入社。彼女がデザインした「Mon Amie」「Picknick」「Red Top」といったテーブルウェアは、当時のRorstrandの売り上げの半分以上を占める人気でした。
その成功により、彼女は仕事仲間から“陶器の母”と呼ばれていたそうです。


中でも一番のロングセラー「Mon ami」は、女性ならではの視点で生み出されたもの。
4枚花弁のモチーフは、雨の降る夏至の夜に咲くローズマリーの花からインスピレーションを受けたと言われています。
クラシカルでありながら、妖精たちが飛び交うようなチャーミングな世界観。
ブルーの花の心和む空気感と、「Mon ami」という言葉が持つ愛にあふれるイメージ。見ているだけで幸せな気持ちをもたらしてくれる特別なテーブルウェアですよね。
 
「Mon ami」シリーズは2009年、Marianne Westmanの80歳を記念して、彼女自身の手でリデザインされた現行シリーズも販売されていますが、こちらは当時の貴重なオリジナル。
やや滲んだ藍色の濃淡は、ヴィンテージならではの美しさと味わい。
柔らかい曲線を描くエレガントなフォルムも、当時を忍ぶものがあります。


窯元のRorstrandは、スウェーデン王室御用達として1726年に創業したヨーロッパで2番目に古い歴史を持つ陶器メーカー。
ノーベル賞の授賞式後の晩餐会で同社の食器が利用されているのも有名な話です。
2005年にはフィンランドのイッタラの傘下となりましたが、その後もブランドを存続し、300年にもわたって格式高い製品を生み出し続けています。


ティーカップやコーヒーカップは小ぶりで、日本の食卓でも使いやすいサイズ。
上品な深い藍色のプレートは、和食とも相性が良いですよね。
おにぎりとお漬物なんかをサッと載せても、トンカツとキャベツでも、
何でも受け入れてくれる懐の深い器。本当に絵になるので驚きます。
器自体に美しさと有機的な生命力が宿っているからこそなのでしょう。

一つ一つハンドペイントで彩色されているので、
インテリアとして飾っておきたくなる唯一無二の存在感。
ティーポットには季節のお花を生けたり、お皿を壁に飾っても素敵です。

お部屋にあるだけで、なんだか他愛のないおしゃべりが聞こえてきそう。
世界中を魅了した名作ヴィンテージと共に、ほっと一息はいかがでしょう♪







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BY hidemi konno | 2021-04-20 21:37:38 | キッチン雑貨

北欧を代表とするスティグ・リンドベリの代表作”ベルサ”。
グリーンの葉っぱ柄が特徴的で世界中でこのデザインに魅了されている方は多いのではないでしょうか。

この数年前に発売された「北欧雑貨と暮らす」の雑誌。
リンドベリの作品が詰まったスペシャルなページです。
この中にベルサを使用するイメージ写真がありました。
ページをめくった後に本物を目にした時の感動はドキドキが止まりません。

ぜひ、一度手にとってみて欲しい作品です。





 

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BY hidemi konno | 2021-02-12 09:00:00 | キッチン雑貨, ヴィンテージ

まずはファイアンス焼きから。

ファイアンスは、繊細な淡黄色の土の上に錫釉(すずゆう)をかけた陶磁器を指します。
もともと、北イタリアのファエンツァが名称の由来で、酸化スズを添加することで絵付けに適した白い釉薬が考案され、陶芸は大きく発展することになりました。
このファイアンスは、イランまたは中東のどこかで9世紀より以前になされたと見られているそうです。

このファイアンスを取り入れ、Stig Lindbergが活動初期に手掛けたファイアンス製の希少なビンテージのお皿。
具体的には、土器のような原始的な製法を用いた陶器で、多孔性で柔らかい赤や黄色の土の素地の上にマットな白やクリーム色の釉薬が用いられるのが特徴。

代表作ベルサの上に一緒に並べてみました。
芸術的です。


さらにStig Lindbergの作品では、「スタジオ・ハンド」と呼ばれる熟練の彩色職人の手によって一つ一つ絵柄がハンドペイントされており、すべてが一点物の大変貴重なアイテムです。
こちらはぽってりと丸い葉っぱのフォルムが愛らしい作品。幾何学模様の装飾が美しく、アートピースとして飾っておきたい存在感があります。





”アートピース”は、芸術作品のことで、これまで実用的に作られてきた食器の中にアート性を高めた作品が1940~1960年代に
作られるようになったようです。
白いお皿もお料理が映えるのできれいですが、このアートなお皿もまた食卓が盛り上がります。
何より笑顔が増えそうですね。

このお皿は手乗りサイズでまるで豆皿感覚。
さて、何をのせましょう。

当時はきっとティータイムにお砂糖とか、イチゴとかちょっとのせにしていたのではないでしょうか。
スウェーデンだからフィーカ時間が楽しげな光景が浮かんできます。





裏面にはペインターのサインと「スタジオ・ハンド」の証である手の模様が描かれています。
言われないと何の模様かわからないですが、言われて気づく発見も楽しいです。


アートピースで楽しみましょう。






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BY hidemi konno | 2021-02-11 09:00:00 | キッチン雑貨

とってもカラフルなマグカップたち。

WEB SHOPでもご紹介しているように、スウェーデンの生協「KP COOP」の創立110周年を記念して、
Stig Lindbergとのコラボレーションで2010年に限定販売されたマグカップ。

”生協”って響きが身近に感じますね。
最近では、わたしたちが住む仙台、泉区にはブランチというショッピングモールが出来たのですが、
その中にも生協があります。
今までの生協のイメージとは違ってとってもお洒落で海外のような雰囲気。
いつも車がたくさん並んでいるので人気な様子。
変わってスウェーデンの生協は、というよりも私たちから見れば街並みからひとつひとつデザインに見えるはずなので
全部がお洒落に違いない。そんな風に思います。

このマグカップはStig Lindbergが1940年代にデザインした陶器作品のパターンを生かしてデザインされており、
息子のLars Lindbergが監修を行って当時の色合いを忠実に再現しています。
スウェーデンでも大変人気が高く、即日完売した人気アイテム。
こちらは、その当時の貴重なデッドストック品。
とっても綺麗な状態なので、発売当時に並んで購入した気分になれるかも。



Coop マグカップ Pink grape








Coop マグカップ Fallen leaves






Coop マグカップ Olive



オリーブのデザインにはボウルも。
一緒に合わせるとまた雰囲気が楽しめるセットアイテムになります。


持った時に少し重みを感じるので、しっかりとした作り。
内側にデザインが描かれていると、お料理など華やぎますね。
みずみずしいブロッコリーを入れたら、黄色がフレッシュな気持ちにさせてくれる。そんな気がします。







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BY hidemi konno | 2021-02-10 13:58:39 | キッチン雑貨

このドット柄に魅了される方は多いのではないでしょうか。

ただのドットではなく、線で繋がれたデザインが数学的なものに見えたり、アダムと名付けられたくらいですから
男性のように強く攻めるような繋がりをもったデザインだと感じます。

WEB SHOPでもご紹介しているように、規則的に並んだドットはよく見ると遠近法で描かれています。
外側に向かって開くようなすっきりとした印象と奥行きを与えています。

オリジナルは1956年~74年と約20年に渡って生産されていました。
その後は生産が途絶えていましたが、こちらは当時とできるだけ同じ設備、材料、製造方法にこだわり、ハンドメイドに近い作業で復刻されました。
そのためドット柄が少しいびつだったり、にじんでいたり。
大量生産では決して表現できない温かな個性があります。
ほぼ全ての工程が手作業のため、復刻版といえども生産量が少ない希少なアイテムです。
時代を超えていつまでも色褪せない、美しいデザインの名作マグですね。








このマグカップは何より形が好きです。

厚すぎず、少しくびれたデザインがドット柄なのにシャープに見えますよね。
磁器で電子レンジも使えますから、カフェオレやホットミルクなどにも合いそうです。





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