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BY hidemi konno | 2021-02-14 09:00:00 | オブジェ, 装飾品, ヴィンテージ

なんてユニークな花瓶でしょう。

女性のフォルムが花瓶に。
こんなユニークな発想は目を奪われます。
北欧のデザイナー Stig Lindberg にどこか似ているような・・・。
ご本人も顔のパーツが小さめなので、やはり生みの親に似てくるのでしょうか。
とってもチャーミングな表情です。

実はボディ型の器と、頭の形の器がセットになっています。
自由な発想で組み合わせて使ったり、それぞれで使ったり。
デザイナーのユーモアに寄り添うように、使い手が想像力を発揮できるのが魅力です。

Woman



ボディの部分のデキャンタベースは、女性をイメージしてちょっとくびれたフォルムに。
おっぱいの陰影がなんとも温かい気持ちにさせてくれます。

頭部にはコイン大の穴が8個設けられており、植物が活けやすい構造に工夫されています。
お花を活けると、まるで帽子を被っているように見えるのが素敵です。どちらも大らかさや優しさにあふれ、眺めているだけでほっこりと和ませてくれる存在感があります。

こちらは親交の深かったリサ・ラーソンの窯元が手がけたことでも知られています。





対して、こちらの花瓶は黒と白の模様が描かれた美しい花瓶。

Stig Lindbergが1954年にデザインした「Domino(ドミノ)」シリーズ。
光沢のある黒の釉薬に真っ白なラインが凹凸をもって描かれており、モノトーンのはっきりとした対比が50年の時を経た今もモダンな印象を与えてくれます。

Domino



この「Domino」シリーズは、1955年にスウェーデンのヘルシンボリで開催された「H55展」にて発表されました。
この展覧会で、Stig Lindbergは国際的な評価を受け、世界中に北欧デザインのアイコンとして絶大な人気を集めるようになりました。
他にもこのシリーズには”H”のデザインで描かれた作品やさまざまなアイテムがあります。
こちらはまた出会った時に。



上から見ても模様が美しい。


それぞれ、想い想いのお花を生けてお部屋にも華を咲かせましょう。




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BY hidemi konno | 2021-02-12 09:00:00 | キッチン雑貨, ヴィンテージ

まずはファイアンス焼きから。

ファイアンスは、繊細な淡黄色の土の上に錫釉(すずゆう)をかけた陶磁器を指します。
もともと、北イタリアのファエンツァが名称の由来で、酸化スズを添加することで絵付けに適した白い釉薬が考案され、陶芸は大きく発展することになりました。
このファイアンスは、イランまたは中東のどこかで9世紀より以前になされたと見られているそうです。

このファイアンスを取り入れ、Stig Lindbergが活動初期に手掛けたファイアンス製の希少なビンテージのお皿。
具体的には、土器のような原始的な製法を用いた陶器で、多孔性で柔らかい赤や黄色の土の素地の上にマットな白やクリーム色の釉薬が用いられるのが特徴。

代表作ベルサの上に一緒に並べてみました。
芸術的です。


さらにStig Lindbergの作品では、「スタジオ・ハンド」と呼ばれる熟練の彩色職人の手によって一つ一つ絵柄がハンドペイントされており、すべてが一点物の大変貴重なアイテムです。
こちらはぽってりと丸い葉っぱのフォルムが愛らしい作品。幾何学模様の装飾が美しく、アートピースとして飾っておきたい存在感があります。





”アートピース”は、芸術作品のことで、これまで実用的に作られてきた食器の中にアート性を高めた作品が1940~1960年代に
作られるようになったようです。
白いお皿もお料理が映えるのできれいですが、このアートなお皿もまた食卓が盛り上がります。
何より笑顔が増えそうですね。

このお皿は手乗りサイズでまるで豆皿感覚。
さて、何をのせましょう。

当時はきっとティータイムにお砂糖とか、イチゴとかちょっとのせにしていたのではないでしょうか。
スウェーデンだからフィーカ時間が楽しげな光景が浮かんできます。





裏面にはペインターのサインと「スタジオ・ハンド」の証である手の模様が描かれています。
言われないと何の模様かわからないですが、言われて気づく発見も楽しいです。


アートピースで楽しみましょう。






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BY hidemi konno | 2020-12-24 10:20:49 | オブジェ, ヴィンテージ

赤いシマシマ模様のネコ、マイキーはご存知でしょうか?


マイキーの生みの親、リサ・ラーソンは1931年生まれ、スウェーデンのスモーランド地方・ハルルンダ出身の陶芸家です。
意外にも陶芸家だということを知らない方が多いのではないでしょうか。

大学卒業後、ベルサで有名なStig Lindberg(スティグ・リンドベリ)からスカウトを受け、当時スウェーデン最大の陶芸製作会社であったGustavsberg(グスタフスベリ)社に入社しました。 
26年間の在籍中に動物シリーズをはじめとした約320種類の優れた作品を生み出し、スウェーデンを代表する陶芸デザイナーとして一躍人気を集めています。 
1979年に退社後フリーデザイナーとして活躍した彼女は、1992年にKeramik Studion Gustavsberg社を設立。
今では、みんなから愛されるさまざまな動物たちは世界中から注目されています。

今回BOLIGで注目した作品たちの数々。
北欧の雑誌や本などにも掲載されている作品から、もうヴィンテージでしか手に入ることが出来ない作品まで。
たくさんの陶芸品が集まりました。

キャット・ミア


キャット・マイ


WWFシリーズ・限定版アザラシ(右)
Animalsシリーズ・アザラシ(左)


KENNELシリーズ・アフガンハウンド


ルーベンとルーファス


アンジェロのキャンドルホルダー(左)
JULIUS&JULIANAシリーズ・ジュリアナ(真ん中)
アンジェリカのキャンドルホルダー(右)





BPAシリーズ・青とピンク色の家


BPAシリーズ・白い家


ロイヤルクローナ社・ガラスのブタ


Astrakanシリーズ・果実のプレート


HARLEKIN シリーズ・馬の上に逆立ちをしているような・・人が馬を持ち上げているような・・ボウル





陶板・魔法使いの住処


陶板・女性と鳥籠


BOLIGの「リサ・ラーソン展」はぜひブログにてご覧ください^^

展示販売をしているので、もう既に新たなご主人さまの元にお渡ししたものもございますが、たくさんの作品に触れられる機会となりました。

Lookbookでは「リサ・ラーソンのある暮らし」をイメージした写真をUPしています。
こちらもぜひ覗いて見てください。


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BY hidemi konno | 2020-08-02 10:00:00 | オブジェ, ヴィンテージ

リサ・ラーソンが1960~1969年に手掛けていたタリアシリーズの丸い花瓶。

「タリア」とはギリシャ神話に出てくる女神の名前で、動物や人々をデザインに取り入れたシリーズです。


作品の色もマスタードイエローの釉薬が特徴的で白炻器製の材質で作られ、また面白い作品です。
小さめの花瓶なので多肉植物を入れて飾ったり、キャンドルポットとしてもお薦めです。


表は鳥の絵が描かれ、裏側は釉薬の色が広がっています。
この釉薬の色は置物でも有名なライオンや犬など動物の色にも使われていますね。
形が違うとまた作風も違う観点で見られるので芸術品は飽きずに観ていられます。


どんな風に置いたら家に合うのか?

いろいろ試しながらお気に入りの飾り方を見つけていくのも楽しい時間になります。


まずは手にとってリサ・ラーソンの想いを感じてみてください^^


  

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BY hidemi konno | 2020-08-01 10:00:00 | オブジェ, ヴィンテージ

リサ・ラーソンが1976年にスウェーデンの年金基金(KPA)から依頼されて製造したと言われる企業コラボ作品です。


スウェーデン語で Ovanlig Hund KPA

直訳すると珍しい犬という意味。
年金機構設立20周年記念に作られたそうですが、いろんな意味でレア感のあるDogですね!


KPAのコインをシルバーとブロンズ色で持つDogたち。





しっかりとコインを持つ姿がカッコイイ!


このDogたち。

4匹のチームなのですが、実は得意技があります。


3匹集合すると、上にもう1匹ジャンプ!
まるで組体操のような、そして豪華トロフィーのように立派な立ち姿です。





いつもはお家の中それぞれの場所にいて、記念日には集合して飾っておくのもいいかもしれませんね。

リサ・ラーソは動物の作品を得意としているので、企業に寄り添った作品だと感じました。
私たちカラーズから依頼をしたらどんな作品になるのでしょう。
これからも元気に作品づくりをしていって欲しいです。


 

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